2020.10.22

古典柄の印伝で独創的な富士山

甲府城西高生が制作、全国フェア出品へ

印傳屋上原勇七の出沢忠利取締役総務部長(左手前)に完成した作品を披露する生徒たち=甲府城西高

印傳屋上原勇七の出沢忠利取締役総務部長(左手前)に完成した作品を披露する生徒たち=甲府城西高

 甲府城西高の3年生11人が、葛飾北斎の「富嶽三十六景」などを題材に、印伝で富士山を表現したアート作品を制作した。印傳屋上原勇七(甲府市川田町)が協力し、古典柄を使って独創的な色合いに仕上げた。24日に大分で開かれる「全国産業教育フェア」に出品し、全国に郷土や地場産業の魅力を発信する。

 11人は福祉生活科学系列の生徒で、服飾文化について学ぶ授業の一環。作品の大きさは縦35センチ、横40センチで、6月から制作を始め、赤色と青色を基調にした富士山を形作った。「とんぼ」「瓢箪」「うろこ」など色や柄の異なる印伝を組み合わせ、富士山の存在感を際立たせた。

 高価な素材を有効に活用しようと、下絵には印伝をカラー印刷して使用し、色や柄の配置について試行錯誤した。2作品がこのほど完成し、12日に同社取締役総務部長の出沢忠利さんを同校に招き、作品概要について説明した。出沢さんは「若者の大胆な色使いや表現力に驚いた」と感想を話した。

(2020年10月20日付 山梨日日新聞掲載)

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