2020.10.22

改良リニア、車内を初公開

座席ゆったり快適に

リニア中央新幹線の改良型試験車の中間車両の内部=山梨リニア実験線(360度カメラ使用)

リニア中央新幹線の改良型試験車の中間車両の内部=山梨リニア実験線(360度カメラ使用)

 JR東海は19日、8月から山梨リニア実験線(上野原市-笛吹市、42.8キロ)で走行試験を始めたリニア中央新幹線の改良型試験車の報道向け試乗会を開き、車内を初公開した。従来の試験車L0(エルゼロ)系に比べ、先頭部の形状を改良して空気抵抗を低減。乗車時の快適性を高めるため、座席や内装も一部変更した。

 改良型試験車は、1997年に山梨リニア実験線で本格的な走行試験を始めてから4代目。改良型はL0系に比べ、先頭車両の先端部に丸みを持たせ、これまでより空気抵抗を約13%低減させ、消費電力や車外騒音を抑えた。

 車内は白を基調とした明るいデザイン。ゆったりとした座席スペースを確保するために背もたれの高さや座席の幅を拡大し、座面には新式のクッションを採用した。車内の反射音を低減させるため、先頭車両と中間車両でそれぞれ新しい素材を取り入れた。

 リニア中央新幹線はJR東海と静岡県の対立から建設が遅れており、当初予定していた東京・品川-名古屋間の2027年開業は延期が不可避となっている。

(2020年10月20日付 山梨日日新聞掲載)

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