2020.11.10
富士急、国内客誘致へ副駅名
「富士河口湖温泉郷」に
富士急行は7日、富士河口湖町船津の富士急行線河口湖駅に、「富士河口湖温泉郷」という副駅名を年内に付けると明らかにした。同社が副駅名を設けるのは4駅目。新型コロナウイルスの影響で訪日客観光が落ち込む中、地元が国内客誘致に向けて要望し、同社が応じた。
同社によると、12月1日をめどに副駅名を導入する。感染拡大の影響でインバウンド需要が落ち込んでいることを受けて、町が温泉地であることをPRすることで、国内観光客の呼び込みにつなげる。
12の観光関連団体や町、河口湖商工会などが7日、副駅名を設けるよう求める要望書を連名で提出したことを受け、堀内光一郎社長が考えを示した。
要望書では、新型コロナの影響で訪日客が見込めない中、全国の観光地では温泉地が人気を集めていると指摘。国内客の誘客につなげるため温泉地としての知名度を高める狙いで、河口湖駅に温泉地とイメージできる副駅名を付けることを求めた。
堀内社長は「河口湖駅は富士急行線で最も利用客が多い。副駅名を通じて町をPRし、観光を盛り上げていきたい」と話した。
(2020年11月8日付 山梨日日新聞掲載)
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