2020.11.13

富士山麓で炭酸水生産

佐賀のメーカー、12人地元採用

 炭酸水製造の友桝飲料(佐賀県小城市、友田諭社長)は富士吉田市上吉田に新工場を建設し、稼働した。ウイスキーを炭酸水で割って飲むハイボールの人気上昇など市場の拡大に伴う投資で、1リットルペットボトルの生産能力を稼働前の約3倍に引き上げた。工場開設に当たり、10人を超える従業員を地元で採用した。

 新工場の名称は「富士山工場」で、中央自動車道河口湖インターチェンジから約10分の場所。敷地面積は2万6446平方メートル。鉄骨2階建て、延べ床面積は7960平方メートルで、ペットボトルの炭酸飲料を製造する。水質の良さなどを考慮して立地を決め、6月に本格的に稼働した。同社は投資額を公表していない。

 工場は1リットルと500ミリリットルのペットボトル入りの炭酸水の生産ラインを備える。1日当たりの生産量は、1リットルボトルは30万本、500ミリリットルボトルは36万本。富士山工場の稼働により、同社の1リットルペットボトルの生産能力は約3倍に向上した。従業員は16人で、うち12人を富士北麓地域で雇用した。

 ペットボトルの成形からラベリング、炭酸水の充てん、密封まで一貫して行う設備を同社として初めて導入。自社製品やメーカーから受注するプライベートブランド商品を製造し、東日本市場への供給を担う。

 同社は佐賀県内に2工場、長野県内に1工場を持つ。炭酸水はウイスキーや焼酎などを割る材料として人気が高まっており、安定供給できる体制整備を目的に新工場の建設に踏み切った。

 工場内には見学通路を設け、来春以降に受け入れを予定している。同社は「おいしい天然水を使った炭酸飲料を作って富士山の素晴らしさを発信し、地域に貢献していく」としている。

(2020年11月11日付 山梨日日新聞掲載)

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