2020.11.15

移住者、キャンプ場開設

道志 空き家改修、1日1組「豊かな自然伝えたい」

 東京都内から道志村に移住した吉田拓生さん(40)が、道志村内で1日1組限定のキャンプ施設をオープンした。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、東京都で経営していた飲食店を閉じ、自然の豊かさに魅力を感じていた村での施設運営を決意。吉田さんは「コロナの影響でキャンプの人気も高まっている。感染予防に努めながら利用者を受け入れていきたい」と話している。

 吉田さんはキャンプで訪れたことがきっかけで、3年前に村に移住。東京に通いながら新宿区歌舞伎町の「新宿・ゴールデン街」で、バーなど7店舗の経営を続けていた。コロナ禍で客足が途絶え、4月に休業要請が出されたことから全店舗を撤退。屋外でできるキャンプが流行していることから村でのキャンプ場経営に着目した。

 キャンプ場は「貸別荘こもれび荘」の名前で、一軒家に泊まってもらう。約500平方メートルの土地を借り、空き家だった木造2階建ての住宅を購入して整備。塗装や村産木材を使った家具を自ら製作し、半年間かけて建物を改修した。1泊大人7千円、15歳以下は3500円で、キャンプ道具一式を貸し出す。9月にオープンしてから約90件の予約があり、12月中旬まで埋まっている状態という。

 合わせてキャンプ用品やカップ麺、菓子などを24時間購入できる無人販売所「道志村オートスナック」を近くに開設。村内にはコンビニエンスストアがないことからキャンプ場を訪れた人の利用を見込んでいる。

 吉田さんは「道志村に永住するつもり。自然が満喫できるこの村の魅力を村外の人に伝えていきたい」と話している。予約は公式ホームページから。

(2020年11月13日付 山梨日日新聞掲載)

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