2020.11.20

新倉山浅間公園、展望台再整備へ資金集め

富士吉田市、ネットで1億目標

 富士吉田市は、富士山のビューポイントとして人気を集めている新倉山浅間公園の展望デッキ周辺を再整備する資金を、インターネットで募っている。1億円を集める計画。呼び掛け開始から約1カ月半で8千万円近くが集まっていて、市担当者は「多くの協力に感謝している。安心して景色を楽しめるよう整備を進めたい」と話している。

 新倉山浅間公園は富士山と五重塔(忠霊塔)、桜の共演が楽しめることから、毎年多くの観光客が集まる。展望デッキは2015年に設置したが、桜の見頃の時季には写真を撮影するために行列ができるほどで、市は人の流れをスムーズにして混雑を緩和しようと再整備を計画している。

 展望デッキや観光客が歩くスペースを拡大することなどを想定。段差のある場所を歩くのが困難な高齢者などのため、スロープを設置することも検討している。観光客が周囲の桜の根元を踏み固めることも防ぎ、桜の保護にも取り組む。総事業費は1億円を見込んでいる。

 ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを使っており、市産の水を使った炭酸水や地ビールなどの返礼品を準備している。返礼品ではなくプレートに寄付者の名前を記す特典も用意し、市民も寄付することができる。

 市は10月9日から呼び掛けを始め、来年1月8日までに1億円を募る計画。11月16日までに約7900万円が集まっていて、市ふるさと納税推進室の担当者は「景観を守りたいと思う人の多さを感じている。協力いただいた資金を生かし、観光客の安全確保や桜の保護につなげたい」と話している。

(2020年11月18日付 山梨日日新聞掲載)

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