2020.11.23

古関裕而さんの妻、三島宛て「エール」

山中湖・蘇峰館で書簡展示

 山中湖・三島由紀夫文学館はNHK連続テレビ小説「エール」のモデルとなった、作曲家古関裕而さんの妻金子さんの書簡を19日から、同館に隣接する徳富蘇峰館で公開している。作家三島由紀夫宛てに愛読者であることが書かれており、文学館担当者は「金子さんから三島への“エール”だと思う」と話している。

 文学館によると、書簡は1969年4月に刊行された金子さんの詩集「極光」を三島に謹呈した際の添え状と推定される。便せん2枚に、三島の愛読者であることや、学生運動を正しく批判し、リードしてほしいと望む内容が青いインクで書かれている。

 三島家からの寄託資料を整理している過程で発見された。三島の名前を「由起夫」と誤って記すなど、ドラマで描かれているような朗らかな一面が見られ、担当者は「金子さんの人柄がよく表れた手紙」と話している。

 書簡が展示されている企画展「山中湖と三浦環展」は29日まで(24日は休館)。

(2020年11月21日付 山梨日日新聞掲載)

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