2020.11.24

富士山救護所に換気設備

県、来夏の登山再開に備え

 山梨県は富士山7合目の救護所での新型コロナウイルス感染の防止に向けて、換気設備を設置する方針を決めた。富士山の吉田口登山道は今夏、感染拡大を受けて閉鎖し、現時点で来年夏の開山は未定だが、県は「再開に向けて準備を進める」としている。

 県世界遺産富士山課によると、県は例年7合目の救護所を夏山期間中に40日間、24時間体制で開設。医師らが体調不良やけがをした登山者を手当てしている。昨年度の利用実績は125件。救護所に換気設備はなく、感染拡大を踏まえて設置する方針を決めた。

 感染防止対策として、山小屋関係者でつくる救護活動組織や医師らへ防護服を提供する。県は換気設備や防護服などの費用103万円を11月定例県議会の一般会計補正予算案に計上した。

 今夏の富士山は感染拡大で山小屋が休業したことを受け、県は吉田口登山道を閉鎖した。同課担当者は「来夏の富士登山の再開に向けて新型コロナに対応した救護所を整備したい」と話している。

 一方、県観光資源課によると、富士山を含めた民営の山小屋を対象に、換気設備や間仕切りなどの工事費を最大1千万円助成する制度も設けている。

(2020年11月22日付 山梨日日新聞掲載)

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