2020.12.05

政府、ユネスコへ報告書提出

富士登山鉄道に言及

 政府は2日までに、世界文化遺産・富士山の保全状況報告書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出し、山梨県が麓と5合目を結ぶ登山鉄道構想の検討を進めていることを報告した。富士山周辺の開発規制に関しては「既存の規制手法で対応できている」と説明した。

 山梨県世界遺産富士山課によると、報告書では県による登山鉄道構想に言及。麓から5合目の自動車交通について、環境負荷の軽減や来訪者数の効率的な管理のため、「多角的な観点から代替交通手段の可能性が検討されている」と説明した。

 また、富士山周辺の開発規制に関し、報告書は(景観などの)モニタリングを行い、結果評価を毎年行っていると説明。「現況は既存の規制手法で十分に対応できている」とし、新たな規制手法の導入は不要との認識を報告した。

 報告書は文化庁が11月27日に提出。19年7月のユネスコ世界遺産委員会の決議で、開発規制に関する方針をまとめ、12月1日までに報告書として提出するよう求められていた。

(2020年12月3日付 山梨日日新聞掲載)

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