鍋持参でサービス

　富士吉田市のスーパーで毎週日曜日に吉田のうどん店を営業しているひばりが丘高うどん部は、持ち帰り用の鍋を持参した客にトッピングが無料になるクーポン券を発行するサービスを始めた。

　同部はスーパーのセルバ本店（同市下吉田東４丁目）で、うどん店を営業。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、持ち帰り販売のみの営業となった時期に鍋を持参する客がいたことがサービスのきっかけ。

　持ち帰り用の鍋を持参した客にクーポン券を発行。次回以降の来店時にちくわの天ぷら、馬肉、キャベツ、替え玉のいずれかのサービスが受けられる。クーポン券の代わりに、うどん１杯に対して一つ押しているスタンプを一つ押してもらうことも可能。スタンプは２０個集めるとうどんが１杯無料となる。

　店舗は現在、持ち帰りのみの営業。店内での飲食再開は新型コロナの感染状況次第だが、サービスは通常営業に戻しても継続するという。

　顧問の大久保健教諭は「新型コロナの影響を受け、店は厳しい状況だが、工夫してお客さんに寄り添った営業をしていきたい」と話している。

(2020年12月24日付山梨日日新聞掲載)