2020.12.26

マイカー規制19日間短縮

富士スバルライン 来夏、訪日客踏まえ

来夏の富士スバルラインのマイカー規制期間を協議した検討委員会=富士河口湖・富士ふれあいセンター

 富士山有料道路(富士スバルライン)のマイカー規制などを協議する検討委員会(会長・堀内茂富士吉田市長)が23日、富士河口湖町内で開かれ、来夏のマイカー規制について、今夏より19日間短い連続43日間で実施することを決めた。新型コロナウイルスの影響で、インバウンド(訪日外国人客)の回復が見通せないことを踏まえた。

 検討委には地元市町村長や観光業者など約30人が出席。環境保全と渋滞対策などのために実施しているマイカー規制について、県側が今夏並みの7月10日~9月10日とする案と、7月20日~8月31日に短縮する案を提示した。

 県は今夏のマイカー規制期間(7月11日~9月10日)のスバルラインの利用台数について、前年比84・3%(3万6005台)減の6694台だったと報告。出席者からは「来夏もインバウンドの回復は見込めない」との声が上がった。また「観光面を考えるとこれまでが長かった」との意見も出て、短縮案で意見集約した。規制期間は今後、県公安委員会が正式決定する。

 マイカー規制は1994年から開始。富士山の世界文化遺産登録(2013年)をきっかけにした利用者の増加を受け、14年以降は50日以上行い、20年までは4年連続で60日以上で実施していた。

 堀内市長は会議後の取材に対し、「環境保全を重視しながら、できる限り多くの観光客を迎えたい」と話した。

 一方、この日は来夏の富士山の開山期間について、例年通り7月1日~9月10日とする案を了承。新型コロナの感染拡大防止に向けた対策に一体となって取り組むことも確認した。

(2020年12月24日付 山梨日日新聞掲載)

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