うどんぶりちゃん、自販機にデザイン

富士吉田、地元の「味」ＰＲ

吉田のうどんがデザインされた自動販売機＝富士吉田市内

　富士吉田市上吉田の麺類製造販売「麺’ズ富士山」製麺工場駐車場に、同市の観光ＰＲキャラクター「吉田のうどんぶりちゃん」をデザインした自動販売機がお目見えした。清涼飲料会社が地域振興を目的に設置。うどんのイメージ画像を大きく配置し、名物をＰＲしている。

　ダイドードリンコ中部営業部山梨オフィス（笛吹市）が、一般財団法人「ふじよしだ観光振興サービス」と協力して設置した。自販機正面に吉田のうどんの写真とキャラクター、両側側面には富士山のビュースポットとして人気の新倉山浅間公園からの風景をデザイン。「日本一コシの強いうどん」「日本一の富士山絶景」と文字も入れた。

　設置を企画したのは山梨県に今年移住し、１０月から郡内地域の営業を担当する同社の広瀬拓哉さん（３１）。富士山などの景観や、仕事で知り合った住民の温かさに触れたことがきっかけと言い、「地域の発展に貢献し、地元に愛される自動販売機を置きたい」と会社に提案した。

　同社が郡内地域でキャラクターや写真をデザインした自販機を設置するのは初めて。

(2020年12月26日付 山梨日日新聞掲載)