2020.12.28

富士山雪化粧進まず

 12月下旬になっても富士山の雪化粧が進んでいない。静岡県裾野市役所のライブカメラ映像などでは、昨年は11月下旬から山頂のまとまった積雪が確認されていたが、今年は12月下旬になっても薄化粧のまま。甲府地方気象台は、気温は低いものの太平洋側は少雨が続いており、富士山の積雪の少なさにつながった可能性があると指摘する。

 今年の富士山の初冠雪は9月28日と平年並みで、昨年と比べると約1カ月も早かった。気象庁のアメダス(地域気象観測システム)では、河口湖(富士河口湖町)や富士(静岡県富士市)の両観測所の12月中旬までの平均気温は、昨年よりやや低い。

 一方で降水量は、昨年12月は中旬までに両観測所でそれぞれ数十ミリ観測されたが、今年はほとんどなく、積雪の記録もない。

 気象庁の富士山測候所は2004年から、職員が常駐しての観測を廃止しており、正確な記録はないが、裾野市役所のライブカメラ映像では、昨年は11月下旬以降、山頂が雪に覆われた。今年は時折、山頂付近が白くなるものの、山肌が目立つ状態が続く。

 甲府地方気象台の担当者は「上空に寒気はあったが降水がなかったため、積雪しなかったのでは」と解説している。

(2020年12月27日付 山梨日日新聞掲載)

広告
月別
年別