訪日客需要に対応　インド料理店開店　富士吉田・ハイランドホテル内

レストランで提供する本格インド料理のイメージ

　富士急行（富士吉田市新西原５丁目、堀内光一郎社長）は、同市のハイランドリゾートホテル＆スパ１階に、インバウンド（訪日客）の需要に対応する多文化対応レストランとして、本格インド料理レストラン「ＫＲＩＳＨＮＡ（クリシュナ）」をオープンした。
　団体の予約専用で、大阪・関西万博で「インドカレーのお店」を出店し、都内を中心に５店を展開する「ＡＨＩＬＹＡ（アヒリヤ）」のシェフが調理を担当。主な利用客はインドからの訪日客を想定しているが、要望があればインド以外の団体客にも対応する。
　インドの本場の味を再現したカレーやナンなどを提供。イスラム教の戒律に沿った「ハラル」認証済みの食材を使用し、ベジタリアン（菜食主義者）向けの料理などもある。
　富士急行によると、訪日客の食などに対するニーズは多様化。インドからの訪日客は人口規模と経済成長を背景に注目が高まっていることなどから、開拓を目指す。
　同社は３月下旬から約１カ月、本格インド料理のレストランを開いたところ、約千人が利用。同社は「多様な文化的背景を持つ訪日客などを受け入れる体制を拡充していく」としている。

(2025年7月11日付 山梨日日新聞掲載)