2025.10.16 お知らせ /

毒キノコ 3人食中毒 今季初、富士北麓で採取

 山梨県は14日、峡東保健所管内に住む男女3人がクサウラベニタケとみられる毒キノコを食べて、食中毒になったと発表した。嘔吐や下痢、発汗などの症状を訴えた。快方に向かっている。毒キノコによる食中毒の発生は県内では今季初めて。
 県衛生薬務課によると、発症したのは60代男性と60代女性、30代男性で、3人は家族。1人が8日、富士北麓地域で野生キノコを採取し、9日に調理して食べたところ発症した。3人が受診した甲府市の医療機関から、市を通じて県に連絡があった。
 峡東保健所が調理済みキノコを調べたところ、クサウラベニタケと似た特徴がみられた。クサウラベニタケとみられる毒キノコによる食中毒の発生は2017年以来。食用のウラベニホテイシメジと間違うことが多いという。県が注意を呼びかけている。

(2025年10月15日付 山梨日日新聞掲載)

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