2021.1.15

湖畔マラソン毎日開催

富士河口湖観光連が4~12月 ギネス記録目標、新名物に

 富士河口湖町観光連盟は、4月から12月まで毎日連続で河口湖周辺を走るマラソンイベント「富士河口湖温泉郷エブリデーマラソン」を開催する。富士山や湖を眺めながら温泉街を駆け抜けるイベントで、コースは河口湖畔東部エリア8キロを想定。「連続開催するマラソンイベント」としてギネス世界記録の登録を目指し、町の新たな名物として誘客につなげる。

 コースは河口湖大橋の東側で、大池公園を発着点にする。高低差はなく、マラソン初心者や観光で訪れた人も楽しめる難易度となっている。スタートは毎日午前8時30分。原則的に4月3日から12月5日まで毎日開くが、観光シーズンで車の往来が増えるゴールデンウイークと8月は休止する。参加費は1回3千円(保険代など込み)で、提携する宿泊施設を利用している人は千円割引となる。参加者は木製記念メダルがもらえる。

マラソンコース発着点となる大池公園=富士河口湖町内

マラソンコース発着点となる大池公園=富士河口湖町内

 5人前後の参加者がいれば実施する。参加は連盟の公式サイトで受け付け、当日参加も可能。参加費は当日支払いで、体調不良などで出場できなくなった場合もキャンセル代はかからない。

 連盟は新型コロナウイルス感染拡大で外国人観光客が減少したことから、密集を避けて楽しめる新たな観光資源を模索。近年の国内外でのランニングブームに着目し、外国人や市民ランナーを呼び込もうと企画した。富士山や湖が見える景色、建ち並ぶ温泉施設を目玉にするほか、連日開催のイベントとしてPRすることで知名度を高める。ギネス世界記録には初開催から10日後に申請する予定という。

 山下茂代表理事は「富士山だけに頼らず、国内外の観光客が地域に訪れる新たな目的になることを願っている」と話している。連盟は協賛企業とイベント名に企業名を採用する命名権(ネーミングライツ)の応募を受け付けている。

(2021年1月13日付 山梨日日新聞掲載)

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