2021.4.26

富士スバルライン 迂回路整備進む

28日午前6時に開通

整備が進んでいる仮設道路=富士山5合目付近

整備が進んでいる仮設道路=富士山5合目付近

 山梨県は23日、土砂と積雪が流れ出す「スラッシュ雪崩」(雪代)の影響で橋などが壊れ、通行できなくなっている富士山有料道路(富士スバルライン)を28日午前6時に開通すると発表した。橋の迂回路となる仮設道路の完成は27日中を見込んでいる。

 県道路整備課によると、仮設道路は損傷した石楠花橋の山頂側に約70メートルの区間で整備。大型バスなどがスムーズに通行できるようにするため、カーブの延長線上(5合目ロータリー側)にある駐車場も道路として舗装する。雪崩が起きると反応する雪崩センサーを取り付け、監視員を配置して安全確保を図る。

 同課の担当者は「工事は順調で、目指していたゴールデンウイーク(GW)前の開通が達成できる見通しとなった。安全に配慮した上で、残りの工事を進めていきたい」と話している。

 スラッシュ雪崩による道路の被害は3月22日に確認され、県が仮設道路の整備を進めていた。

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