2021.10.30

ハタオリフェス 3年ぶり

富士吉田で3年ぶり 県外業者、特徴語る

 富士吉田市の地場産業である織物を中心に地域活性化を図るイベント「ハタオリマチフェスティバル」が30、31の両日、3年ぶりに同市下吉田地区で開かれる。県外の織物産地からも繊維業者が参加し、初めてトークショーなどを行う。

 会場は小室浅間神社や国道139号(富士みち)沿い、複合施設「FUJIHIMURO」など。市内の織物や木工など23業者が織物製品や雑貨、飲食などさまざまなブースを出展する。

 県外の織物に触れる機会を提供しようと、群馬県桐生市や静岡県浜松市など県外の織物産地からも繊維業者や木工業者など約80業者が参加。製品の販売やそれぞれの地域の織物の特徴などについて語るトークショーなどを行う。

 製造工程で傷がつくなどして市場に出回ることのない布生地「B反」の販売や音楽ライブなどもある。

 イベントは市内の織物関係者や市などでつくる実行委員会が2016年から開催しているが、19年は台風、20年は新型コロナウイルス感染拡大により2年連続で中止になっていた。

 実行委の担当者は「久しぶりの開催になるが、新しい出し物も用意して来場者に楽しんでもらえるようにしたい」と話している。

 イベントは午前10時~午後5時(31日は午後4時まで)。入場無料。飲食スペースを制限するなどして新型コロナ感染対策を徹底する。問い合わせは市富士山課、電話0555(22)1111。

(2021年10月28日付 山梨日日新聞掲載)

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