2022.6.19

アイドル業界 再び活気を

「真っ白なキャンバス」来月、富士河口湖ライブ

 アイドルグループ「真っ白なキャンバス」が7月9日、富士河口湖・河口湖ステラシアターで「フリーライブ2022夏」を開く。グループ初の野外ワンマンとなる今回の公演では、新型コロナウイルス禍で行うことができなかった「コール&レスポンス」を解禁。メンバーの小野寺梓、西野千明、浜辺ゆりなが来県し、「ライブアイドル業界全体が盛り上がるきっかけになれば」と、開催への熱い思いを語った。

 真っ白なキャンバスは2017年9月に結成。現在は小野寺ら3人に加え三浦菜々子、橋本美桜、鈴木えま、麦田ひかるの7人で活動している。20年3月にシングル「桜色カメラロール」で、キングレコードからメジャーデビュー。昨年2月には「物語」をテーマにしたメジャーファーストアルバム「共創」をリリースした。

 新型コロナの感染拡大を防ぐために2年以上、ステージと客席で声を掛け合う「コール&レスポンス」が禁止となっていたアイドルライブ。魅力の一つが奪われる格好となった影響から、小野寺は「解散してしまうグループが出るなど、アイドル業界全体の熱量が下がっていると感じていた」という。

 そこで「業界が再び盛り上がるきっかけになれば」と政府の指針や感染状況を熟慮し、野外会場の収容率を50%以下に抑えた上で、発声可能なライブを企画。「山梨で行う初めての野外ワンマンを、できるだけたくさんの人に見てもらいたい」(小野寺)と観覧無料(一部有料)にし、スマートフォンでの写真や動画の撮影も可能とした。

 すでに、何度か会場を下見に訪れているというメンバー。西野は「どの席からでもステージが見やすい会場。しかも、ステージの後ろに富士山がある最高のロケーションなので、当日はなんとしても晴れてほしい」と笑顔を見せる。

 ライブに向けて「ひたすらパフォーマンスをブラッシュアップしている」と現状を話す3人。20年に加入した浜辺は「まだ声出しができるライブを経験したことがないので、どんなふうにファンの皆さんに名前を呼んでもらえるのか、すごく楽しみ」と当日を心待ちにしている。

 ライブは午後5時半から。一般無料チケットのほか、撮影機材の制限がない優先撮影チケットや、前方エリアのSチケット(いずれも1万円)もある。公演についての問い合わせはディスクガレージ、電話050(5533)0888(平日正午~午後3時)。

(2022年6月17日付 山梨日日新聞掲載)

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