2022.12.07

「桃鉄」列車出発進行

富士急行線 イラストで装飾

 富士山麓電気鉄道などは日本各地を鉄道で巡って物件を集める人気ゲーム「桃太郎電鉄(桃鉄)」とコラボレーションしたイベントを始めた。来年2月28日までの期間中、スタンプラリーやゲームの世界観を表現した記念列車などが楽しめる。

 大月市内に伝わる桃太郎伝説をPRしようと企画。記念列車は3両編成で、オリジナルのヘッドマークを付け、ゲームに登場するキャラクターやすごろくのイラストで彩られている。大月市内から撮影した富士山の写真も掲示している。1日4、5往復ほど運行するという。

 2日は富士急行線大月駅で記念列車の出発式があり、JR東日本八王子支社や大月市の関係者ら約10人が出席。富士山麓電気鉄道の上原厚社長が「イベントを通して地域を盛り上げたい」とあいさつした。キャラクターの着ぐるみも登場して会場を盛り上げた。

 スタンプラリーでは大月、甲府、小淵沢、富士山の各駅とその周辺施設11カ所を巡り、ポスターに記されたQRコードを読み取るなどしてキャラクターのスタンプを集める。大月市の特産品などが当たるという。

 ゲーム販売元のコナミデジタルエンタテインメント(東京)の担当者は「楽しみながら、地域の魅力を発見してもらえればうれしい」と話している。

(2022年12月5日付 山梨日日新聞掲載)

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