水難事故防止へ湖上パトロール　河口湖、山中湖に警備艇

警備艇「ふじざくら」で湖上をパトロールする署員＝富士河口湖町浅川

　ゴールデンウイーク（ＧＷ）を前に、富士吉田署は２２日、警備艇による本格的な湖上パトロールを河口湖と山中湖で始めた。秋ごろまでの観光シーズン中の土日や祝日を中心に続ける。
　富士河口湖町浅川の河口湖臨時警備派出所で、午前１１時から行われた出艇式には署員１０人が参加。署の近藤豊地域交通管理官が署員に「観光客が楽しんでもらうために、安全を十分確保してほしい」と訓示し、警備艇旗を手渡した。署員５人は警備艇「ふじざくら」に旗を取り付け、河口湖のパトロールを開始。湖岸周辺を巡視した。
　山中湖では署員が警備艇「はまなし」でパトロールした。期間中は、両湖に設定された保安区域内に船舶が立ち入らないよう指導するほか、水難事故の発生時には救助に向かう。

(2024年4月23日付 山梨日日新聞掲載)