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2019.9.01 所属カテゴリ: 富士山噴火に備える / 防災キーワード /

富士山噴火時避難ルートマップ

 山梨、静岡両県が作成した、富士山噴火に備え、登山者らの避難の方向や経路を示す避難ルートマップ。両県がそれぞれ作成したマップを統合し、富士山全体で10の避難パターンを示している。

 同マップは、御嶽山の突発的噴火を機に両県が作成に着手。山梨側は2015夏の登山シーズン前に完成し、登山者らに周知していた。その後、静岡側のマップが完成したため、2016年の夏山シーズンに合わせて両県の統合版を作った。

 マップでは、噴火する場所に応じて山梨側は4パターンの避難方向を提示。静岡側の6パターンと合わせ、マップを見れば火口の位置と所在地から避難する方向が分かるようになっている。

 また増加する外国人登山者に対応するためマップを多言語化。英語、中国語、韓国語に対応している。

 同マップは、山梨県の防災関連情報を掲載するインターネットの専用サイト「やまなし防災ポータル」から取得可能。富士山の山小屋など関係施設にも掲示。
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