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2018.8.09 所属カテゴリ: 山日紙面で見る富士山 / 8月 /

雲の上 相次ぐ迷子 〝富士山銀座〟はぐれる

 富士山の登下山道で最近、登山者の迷子が相次いでいる。8日午後3時ごろには、新潟市の中学2年生男子(13)が同日正午ごろ本8合目付近で家族とはぐれた、との通報が富士吉田署にあったが、同午後5時ごろ5合目で再会した。同署は、「富士山銀座」と呼ばれる混雑ではぐれたり、本8合目で合流する静岡県の須走口登山道を間違って下山するケースが多いとみて、注意を呼び掛けている。

 同署によると、7日午前7時半ごろ、本8合目付近で神奈川県相模原市の中学1年生男子(13)が下山中、父親とはぐれ須走口下山道を下ってしまい、8日午前7時20分ごろ、須走口の5合目で保護された。

 また4日午後11時ごろ、兵庫県神戸市の小学6年生男子(12)が7合目付近を登山中、家族とはぐれたが、5日午後5時半ごろ、1人で5合目に下山した。2件はいずれも旅行代理店のツアーに参加していた。

 今年の富士山は山開き後、8日午後7時までに10万1468人が6合目を通過した(安全指導センター調べ)。6合目ではセンター職員が通行者に登下山道の案内図を配布し、須走口登山道との分岐点となる本8合目には案内板が設置されているものの、依然間違って須走口に下山する人がいる。

 富士吉田署は、分岐点では下山道の確認を徹底し、はぐれた場合の連絡方法は事前に申し合わせておくよう呼び掛けている。【当時の紙面から】

(1944年8月9日付 山梨日日新聞掲載)
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