新型特急で富士の眺め快適な旅

　富士急行線（大月－河口湖駅間）の新型特急「富士山ビュー特急」。２０１６年４月から運行。３両１編成で、大月－河口湖駅間を約５０分で結び、１日２往復する。途中停車駅は都留文科大学前、富士山、富士急ハイランドに、２０２０年３月１４日から下吉田駅が加わった。

　デザインは、ＪＲ九州の豪華寝台列車「ななつ星ｉｎ九州」や、富士急行の「富士登山電車」などを手掛けた工業デザイナー水戸岡鋭治さんが担当。ＪＲ東海から購入した３７１系車両を改装、外観は小豆色に近い「さび朱色」で、光沢のある仕上げに。また車内は、床や窓枠、座席の机などにふんだんに木材を使い、ホテルの客室のような空間が特徴。

　１号車は全席指定の特別車両（２６席・事前予約制）。車窓から富士山の眺めをゆったりと楽しんでもらおうと、ボックス席やテーブル席を設け、コーヒーや紅茶などのドリンクサービスがある。なお土休日は、季節ごとの特製スイーツが提供される「スイーツプラン」設定車両となり、電車に揺られながらホテルパティシエ特製のスイーツを味わうことができる。

　２０２２年５月１４日から「スイーツプラン」のメニュー内容をリニューアル。「富士山ビュー特急エクレア」「ＦＵＪＩＹＡＭＡショコラ」「雲パン」を提供。

　１号車の料金は、平日が「運賃＋特急料金＋特別車両料金」（小人は運賃と特急料金が半額）。「スイーツプラン」設定列車は大人４９００円、小人３９００円。

　自由席は予約不要で「運賃＋特急料金」（小人半額）

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　２０２３年３月１８日のダイヤ改正に伴い、２号車が指定席「運賃＋特急料金＋指定席料金」となる。３号車は従来通り自由席。