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2020.11.29 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / 文化・芸術 /

郡内地域初の土木遺産

「佐伯橋」 山梨県都留市田原4丁目の「佐伯橋」が、2020年度の土木学会の選奨土木遺産に選定。1927年に完成した橋で、市の名勝「田原の滝」を眺望できる場所として市民や観光客の間で長年親しまれている。県内で土木遺産に選ばれるのは6カ所目。郡内地域の構造物では初めての認定。

 市建設課によると、佐伯橋は桂川に架かる全長45メートル、幅員6.3メートルの橋。アーチ部分にI形の桁を用いる「ソリッドリブ形式」と呼ばれるアーチ橋で、1927年に完成した。当時のデザインを残したまま補修を重ねてきたことや、市の名勝「田原の滝」を眺望できる場所として市民や観光客に長年親しまれてきた点が評価された。

 2020年11月18日には佐伯橋付近で認定書授与式が行われた。

 土木遺産は、歴史的な構造物の保存を目的に土木学会が2000年に設立した認定制度。県内ではこれまでに「亀甲橋」(山梨市)、「日川の堰堤と水制群」(甲州市)、「長潭橋」(甲府、甲斐市)など5カ所が選ばれている。

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