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2023.3.09 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / その他 /

展望車両で“富士の雄姿”を

 富士急行線の大月-河口湖駅間を走る特急電車「フジサン特急」。2002年2月運行開始。

初代「2000系車両」

初代「2000系」

 初代「2000系(2001号編成、2002号編成の2編成)」は、JR線で「パノラマエクスプレスアルプス号」として活躍した165系車両をリニューアルした同社初の展望車両。

 3両編成で運行。先頭車両がパノラマ車両で、1階先端の展望室(12席)の車窓から雄大な富士の眺めを満喫。車体には富士山をモチーフにしたキャラクター「フジサンクン」をデザイン。座席定員は112人。

 

2代目「8000系」

2代目「8000系」

 2代目「8000系(8001号編成)」は、小田急電鉄のロマンスカーとして1991年3月から2012年3月まで、主に新宿-沼津駅間で運行していた「20000系」を購入、リニューアルした車両。

 3両編成で運行。初代車両に比べ床面を20センチ高く、窓を約1.5倍に拡大し、よりワイドな眺めが楽しめるようにした。特に1号車は展望車両(特別車両・全席指定席・座席定員34)として、ソファタイプの座席や3列シート席などを設けている。各座席の枕カバーには、富士吉田市の「ふじやま織」の特製品を使用。車体には、インターネット上などで行った「フジサン特急キャラ選挙」で選ばれた富士山のキャラクターと、一般公募のキャラクターの計58点を描いた。車内にも100点以上が描かれている。

 初代「2000系」車両のうち、2002号編成は2014年2月に、2001号編成は2016年2月にそれぞれ運行終了。現在は2014年7月に運行開始した2代目「8000系」車両1編成での運行。

 新型コロナウイルス感染症の拡大状況を受け、2020年4月から運行を休止していたが、2022年3月のダイヤ改正で、土休日のみ1日2往復での運転を再開。

 料金は、指定席が「運賃+特急料金+指定席券」、自由席が「運賃+特急料金」。

 2023年3月18日のダイヤ改正で、平日の運転を再開(平日1往復、土休日2往復)。また、指定席車両の拡大に伴い、1号車に加え2号車(座席定員52)も全席指定席となる。3号車(同60)は従来通り自由席。

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