山中湖に花浮かべ五輪「おもてなし」

色鮮やかなサンパチェンスを山中湖に浮かべるＮＰＯのメンバー＝山中湖村山中

　山中湖村のＮＰＯ法人山中湖姫まりも湖援隊（河内正子理事長）は６月２８日、山中湖に、周囲の空気をきれいにする効果があるとされる「サンパチェンス」を浮かべた。

　サンパチェンスは「環境浄化植物」と呼ばれ、二酸化炭素や二酸化窒素の吸収力が高いとされる。湖の環境保全を目的に約１００株をいかだに載せ、湖岸から約５メートル沖合に浮かべた。

　村は東京五輪自転車ロードレースの会場の一部になっていることもあり、例年よりも１カ月ほど早く設置した。花は１１月上旬まで楽しめるという。河内理事長は「おもてなしの気持ちで設置した。選手にも花を見て和んでほしい」と話した。

(2021年7月3日付 山梨日日新聞掲載)