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2023.4.18 所属カテゴリ: 山日紙面で見る富士山 / 4月 /

蓮池に〝ギャング〟現る 富士吉田

米国生まれのでっかい怪魚 ヘラブナ釣りで上がる

 富士吉田市小明見の蓮(はす)池で、国内にはいないといわれている怪魚が釣れ、市内の釣りファンの間で話題を呼んでいる。

 この怪魚は米国産のウォールアイと呼ばれる淡水魚で、カマスの仲間。蓮池では3年前に一度、体長20センチのウォールアイが釣れたことがあるが、今回は15日に体長47センチ、16日に40センチと、大物が相次いで上がった。市内の釣りマニアがヘラブナを釣っている時にかかったもので、敷島町の県魚苗センター職員らがウォールアイであることを確認した。

 同センター職員の話では「国内で釣れた例は蓮池しかなく、しかも同じ場所で3年後に20センチも成長していることがわかった。蓮池にはかなりの数のウォールアイがいるかもしれない」という。

 この怪魚、目が他の魚と比べ極端に大きく、歯も鋭い。体長は細長く、大きなエラは見るからにどう猛そう。ブラックバスやライギョと同様に、米国ではルアー釣りの対象になっている。肉食魚ブバイク、ハーチと同様にどん欲な魚。米国では川、沼、池などに生息している。

 なぜ蓮池にこの怪魚がいるかは不明だが、5年ほど前に県外車が池に稚魚を放流しているのを池の管理人が目撃していることから、何者かが意識的に稚魚を持ち込んだらしい。釣りファンが心配しているのは、肉食魚でブラックバスより大型のため、池の小魚がエサになること。今のところ富士五湖では「釣れた」との情報がないため確認できないが、もし五湖に放流された場合は、第二のブラックバスの脅威にもなりかねないと警戒している。

 県魚苗センターでも今回釣れた怪魚をホルマリンづけにして保存する。 【当時の紙面から】

(1980年4月18日付 山梨日日新聞掲載)
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