2025.8.10
八海音頭普及へ活動 忍野の団体「踊り通じ歴史知って」

八海音頭を踊る「おしのエイポンズ」のメンバーら=忍野村内(5月)
忍野村や富士山が好きな県民らでつくる有志団体「おしのエイポンズ」が、村や忍野八海の歴史を歌にのせた盆踊り「八海音頭」の普及に取り組んでいる。音頭は2年前の富士山の世界文化遺産登録10周年と忍野八海再興から180年の節目に、郷土の歴史を後世に残したいと団体が制作。
「おしのエイポンズ」は2023年3月、忍野八海を後世に伝えるために設立。「忍野村の宝物である忍野八海の歴史や魅力を広めたい」(鷹野さん)として、歌と踊りで覚えられる八海音頭を作ることにした。富士山が世界遺産に登録されてから10年、忍野八海が再興されてから180年の節目となった同年に完成。毎年8月8日に開かれる「忍野八海祭り」でエイポンズを中心に披露している。
八海音頭は1~4番があり、八つの池の特徴を紹介している。さらに、歴史をつないでいくという思いを込めて、1番は富士山の麓にできた八つの池に祭られている八大龍王、4番は令和に八海音頭が誕生したことについて歌っている。
(2025年8月7日付 山梨日日新聞掲載)
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