2025.10.01
富士講 抹茶味わい学ぶ 上文司家住宅で茶会

歴史ある御師住宅で抹茶をたしなむ参加者ら=富士吉田市上吉田4丁目
富士吉田市の御師や地域活性化に取り組む市民らでつくる「富士北麓茶道愛好会」は27日、同市上吉田4丁目の御師「上文司家住宅」で、地域住民らを招いた茶会を開いた。
愛好会メンバーの茶道裏千家教授北見宗幸さんが、茶室の装飾や茶わんについて説明。上文司家当主で北口本宮冨士浅間神社宮司の上文司厚さんが、富士講や御師文化について語り、参加者らは抹茶を深く味わいながら、話に耳を傾けて優雅なひとときを過ごした。
茶会は、かつて富士講信者らにも親しまれていた茶道を通じて、富士山信仰や御師の歴史に触れてもらおうと2022年に始まり、4回目。今回は午前、午後の2部で開き、市内外から招かれた愛好会メンバーの関係者ら計32人が参加した。
(2025年9月28日付 山梨日日新聞掲載)
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