2025.10.05

文化財の研究や保護へ連携協定 富士河口湖町と帝京大

 富士河口湖町と帝京大、町教委と帝京大文化財研究所はそれぞれ、文化財の研究や保護に関する連携協定を結んだ。
 帝京大は約3年前から、本栖湖の湖底遺跡の調査などを行っている。町と大学の協定では、包括的な協力関係を明記。町教委と同研究所は町と大学の協定を踏まえ、協力して文化財を保護したり、遺跡を調査、研究したりすることを盛り込んだ。
 いずれの協定も研究などについて「長く相互に協力できる体制を強化する」(町教委生涯学習課)のが目的。同研究所は被災した文化財の保護、修復のほか、文化財を冷凍保存したり、水にぬれた資料の水分を抜いたりする設備が整っており、協定により水害や地震などの災害が発生した際の文化財保全につながるという。

(2025年10月2日付 山梨日日新聞掲載)

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