2025.11.11 お知らせ /

在住外国人と住民交流へ 11月24日、富士吉田で多文化フェスタ「共生実現の第一歩に」

24日に初開催する多文化共生フェスタをPRするチラシ=富士吉田市役所

 地域に住む外国人と市民の交流を深めるイベント「ふじよしだし多文化共生フェスタ2025」が24日、富士吉田市緑ケ丘2丁目の市民会館で開かれる。市国際親善委員会と、市や住民有志、市在住の外国人らでつくる実行委員会が初めて企画。市では9月に外国人在住者数が初めて千人を超えた。

 市によると、市内の外国人在住者は、新型コロナウイルスの5類移行後に急増。東南アジア圏を中心に、9月に初めて千人を超え、10月1日時点で1035人となっている。多くが市内の製造業などに勤務しているという。
 市では、市市民協働推進課が事務局を担う国際親善委員会や市民団体が連携して、近隣市町村に先駆けて、20年以上前から週3回の日本語教室を開催。2025年度には、外国人と以前から住む住民の親睦を深める目的で、生活上の悩み事などを共有する交流会を開いた。
 こうした現状を踏まえて、より交流の裾野を広げようとフェスタを企画。実際に市内で働く外国人在住者らにも実行委メンバーになってもらい、当事者目線で楽しめるイベントにしようと試みているという。
 当日は、日本と海外相互の文化や伝統を発表するステージのほか、飲食や体験型のブースも並ぶ。実行委メンバーや出展者含め、10以上の国や地域の出身者が関わっている。外国人在住者向けに防災や交通ルールを紹介するブースも設ける。
 午前10時半~午後4時。

(2025年11月8日付 山梨日日新聞掲載)

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