若者の地域学習支援10年 富士吉田のNPO法人 2月23日催し 活動振り返る

10周年記念イベントの準備を進める高校生やかえる舎のスタッフ=富士吉田市内
地域学習支援に取り組む富士吉田市のNPO法人「かえる舎」が今年、活動10年の節目を迎える。延べ5千人以上の子どもらを対象に、地域の特色を取り入れたかるた体験や、市内の若手社会人を招いたキャリア教育講座などを開催。地域の課題と向き合い、魅力を再認識してもらう機会を提供してきた。高校生有志でつくる地域活性化グループ「かえる組」が生まれるなど活動の輪も広がっている。23日には市内で10周年記念イベントを開き、これまでの活動の歩みを振り返る。
かえる舎は2016年4月、市の地域おこし協力隊員を務めた斎藤さんと赤松さんが設立。地域住民と触れ合う中で「若い世代に富士吉田をもっと好きになってほしい」という声を多く聞き、地域の魅力を知ってもらう活動に力を入れたいと考えたのがきっかけだった。
かえる舎には「自分をかえる」「地域をかえる」との意味を込めた。活動の当事者と地域住民がともに挑戦して成長していく姿を目指しているという。市と連携し、市内の全小中高で地域学習に関わる授業に年間約300時間携わってきた。地元の歴史、文化や富士山噴火への備えを学ぶかるた体験や、商店街のCM制作、ふるさと納税の返礼品や出品事業者を紹介する冊子の作成などをテーマにしてきた。
活動をきっかけに生まれた、高校生有志でつくるかえる組は、市産のコメを使ったみそ造りや、地元スーパーと共同で「吉田のうどん」を具材にしたおにぎりの開発、郡内織物の生地を活用した電車用の中づり広告製作などを手がけてきた。16年の結成時に18人だったメンバーは、現在は約70人に増えている。
23日の10周年記念イベントは同市のふじさんホールで開催。午後1時からは高校生たちが活動内容を報告。午後2時45分からは10周年の歩みを振り返る映像を上映する。参加無料。
(2026年2月19日付 山梨日日新聞掲載)

