2026.3.06

外国人搬送、英語で対応 富士五湖消防 講習の成果発表

患者の具体的な症状を英語で聞き取る消防職員=富士吉田・富士五湖消防本部

 富士五湖消防本部は2日、富士吉田市の同本部庁舎で、英会話を学んだ職員による成果発表会を開いた。同本部が昨年救急搬送した外国人は過去最多で、英語力の向上を通じて適切な支援につなげる狙いがある。
 インバウンド(訪日客)の円滑な搬送と的確な処置につなげようと、本部は2014年度から職員を対象にした英会話講習会を開いている。25年度は救急隊員や110番を受ける指令課員ら6人が参加。同市の国際交流員から実践的な英会話を学び、初めて訪日客と英語で会話する実習も取り入れた。
 発表会は、熱中症疑いや胸の痛みがある外国人の119番を受けたとの想定で実施。職員が具体的な症状や通報場所などを英語で聞き取り、医療機関に搬送するまでの流れを確認した。
 本部が昨年救急搬送した外国人は284人で、24年と比べて66人増加した。富士山や富士五湖など人気の観光地を訪れる訪日客の増加が影響したとみられる。

(2026年3月3日付 山梨日日新聞掲載)

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