クマ目撃相次ぐ　富士河口湖と富士吉田

　富士北麓地域で１３日、クマの目撃情報が３件あった。いずれも子グマとみられ、けが人はなかった。
　同日午前７時半ごろ、富士河口湖町船津の河口湖総合公園から約５５０メートル南の森林内で、近隣の事業所従業員が１頭を目撃。町農林課によると、体長は約５０センチ。同日午後２時２０分ごろには、同所のスバルライン入口交差点から約３５０メートル南の町道上で、通行していたドライバーが１頭見かけた。同課によると、体長は約７０センチで、町道を横切る形で西から東の森林へ逃げていったという。
　同日午後４時半ごろには、富士吉田市上吉田の森林内でも、近隣住民が１頭を目撃した。市農林課によると、体長約６０センチで、南の富士山方面の森林へ逃げていった。
　警察や市町職員、猟友会が現場周辺をパトロールしたほか、防災無線で注意を呼びかけた。

(2025年8月14日付 山梨日日新聞掲載)