宝勝寺「杉の御朱印帳」
山梨県上野原市犬目の宝勝寺が製作した、県内の山林から出たスギの間伐材を使った御朱印帳。葛飾北斎が「冨嶽三十六景」で描いた「甲州犬目峠」をオマージュしたデザインをプリント。大月、上野原の両市に残る桃太郎伝説にもちなみ、イヌ、サル、キジが峠を歩くイラストもあしらっている。
江戸時代、犬目地区は旧甲州街道の宿場町「犬目宿」として栄え、北斎が手掛けた名作「冨嶽三十六景」の一つ「甲州犬目峠」は、犬目峠から見た富士山をモチーフにしているという。
歴史を後世に伝えようと、御朱印帳の表紙には「甲州犬目峠」をオマージュしたデザインをプリント。峠越えに臨む商人に代わり、地域に残る桃太郎伝説にちなみ、イヌ、サル、キジを描いている。
御朱印帳は縦18.5センチ、横12.5センチの蛇腹式。1冊6600円を想定し、2022年3月上旬ごろから宝勝寺本堂や寺のホームページを通じて販売する予定。
県内の山林からスギの間伐材を調達し、市内の業者が木と紙を組み合わせて作った特殊加工紙「経木紙」を使っている。
広告