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2022.4.01 所属カテゴリ: ふじさんクエスト / その他 /

ひばりが丘高「うどん部」始動

 山梨県富士吉田市のひばりが丘高の生徒が、吉田のうどんの新メニュー作りや普及活動を「住民に取り組みを分かりやすく伝えたい」と、2012年度に「うどん部」を創部。

 うどん部の活動は、吉田のうどんを扱う店のホームページを、商業科の授業で作成したのがきっかけ。

 創部以来、生徒がうどん店を取材し、ホームページやフリーペーパー「うどんなび」を毎年製作するなど、吉田のうどんの魅力を発信。県内外のイベントにも参加し、うどんの提供、麺の販売なども行いPRを手掛ける。

 一方、吉田のうどんの原料となる小麦の栽培、麺やつゆなどオリジナル商品の開発にも取り組み、スーパーでの店頭販売やフードコートに常設のうどん店を開業。既存のうどん店のメニュー開発やコンビニエンスストアの商品監修にも携わる。また、閉店した吉田のうどんの人気店のメニューを継承し提供する取り組みも行う。

 2015年からは富士吉田市の「うどん観光大使」を務める。2018年には「やまなしの食」の調理技術などを伝える「食の伝承マイスター」にも任命。2017年には、地方新聞45紙と共同通信社が設けた「第7回地域再生大賞」で関東・甲信越ブロック賞に輝く。2019年には食育活動が評価され農林水産大臣賞を受賞。

 商業に関する課題を研究・発表する2021年度の全国高校生徒商業研究発表大会(全国商業高校協会主催)で5位にあたる優良賞を受賞。同部が運営する店舗での取り組みを例に、新型コロナウイルス禍で売り上げが減少するうどん店の打開策を紹介。県内高校が優良賞以上を受賞するのは初めて。

 2022年、「うどんなび」の最新号(11号)を発行。表紙に「We love Yoshidano Udon」と大きく記載し、ポップなデザイン。県内外の計94店舗を紹介。それぞれの店の主力メニューの写真と住所、電話番号を掲載している。富士吉田市内を中心にした約30店舗については、メニューの詳細や店主のコメント、新型コロナウイルス感染対策などに加え、創業年や駐車場の収容台数も記載。A4判23ページのフルカラーで、約8万部作製した。紹介している吉田のうどん店や道の駅「富士吉田」などに置いている。

 また、2021年に閉店した吉田のうどんの人気店「開花」の肉うどんを、部が運営する店舗で3月から提供。閉店を知ったうどん部が、「人気だった開花の味を途絶えさせない」と継承を決意。店主から指導を受け、調理方法などを学んだ。肉うどんには、店主から提供を受けたみそやすりだねを使い、馬肉やネギ、キャベツを載せる。店主が感覚で調合していた材料の比率などを数値化し、部員が計量して作れるように工夫。スープを作る調理鍋や客に提供する際のどんぶりは開花で使用していたものを使う。

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