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2020.7.10 所属カテゴリ: 富士山味グルメ / 地域グルメ /

クレソン

 ステーキやハンバーグといった肉料理の口直しに使われる香味野菜のクレソン。独特の苦みとワサビに似たピリッとした辛みが特徴で、山梨県内では道志村が特産品として栽培を続けてきた。

 原産はヨーロッパで日本には明治初期に導入。葉はセリに似ていて、色は深い緑。和名は「オランダガラシ」。ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、ベータカロテンなどが豊富。

 村総務課によると、村で栽培が始まったのは約40年前という。清流でよく育つとされることから、豊かな水資源を持つ村の環境をPRしようと村民が注目。栽培者も徐々に増え、1990年代には出荷量が全国の市町村で1位に輝いた。

 クレソンは、道志川や湧水を活用した水田で栽培。水温を常に13~14度に保ち、水の入れ替えを定期的に行いながら大切に育てる。収穫されたクレソンは、道の駅どうしの農産物直売所や東京都中央卸売市場に出荷される。

 村内で栽培が広がると、クレソンを使った料理も増えた。道の駅どうしでは、麺にクレソンを練り込んだそうめんや、ミックスジュースなども開発した。

クレソンのゴマあえ 中でも人気なのは、開業当初から販売しているクレソンのゴマあえ=写真右。1~2分ほど熱湯に浸したクレソンを冷水で冷まし、ボウルの中でゴマとしょうゆ、砂糖でサッとあえる。食感が柔らかく、クレソンの苦みと砂糖の甘みがほどよく合うため、村民は家庭でご飯のおかずとして好んでいる。

 ただ村のクレソン栽培組合によると、一時は20軒あったクレソン農家も今は7軒。生産者の高齢化や担い手不足から生産量は減少傾向となっている。

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