新宿-河口湖間の新設特急
JR東日本が2019年3月16日のダイヤ改正で新設した中央線の新宿(東京)と富士急行線の河口湖を結ぶ特急列車「富士回遊」。世界文化遺産の富士山や、山麓の河口湖を周遊する旅行者向けの列車であることを前面に打ち出す。来訪が多い中国や台湾からの旅行者にも分かりやすいように漢字だけの名称にした。
「富士回遊」は主にJR東日本の新型車両E353系で毎日運行。新設当初は、新宿と甲府を結ぶ特急「かいじ」に連結させ、新宿発の列車は大月で一部を切り離し、富士急行線内を走る。毎日2往復、土休日に臨時便を1往復増便。停車駅は、JR中央線内が新宿、立川、八王子、大月の各駅。富士急行線内が都留文科大学前、富士山、富士急ハイランド、河口湖の各駅。
2020年3月14日のダイヤ改正に伴い、特急「あずさ」にも連結し毎日3往復運行に増便、土休日の臨時便を含め最大4往復となる。停車駅も富士急線内の下吉田駅が加わる。
富士急行線に直通で乗り入れるため、新宿-河口湖間は、乗り換え時間を含めて最速1時間51分で結ぶ。
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