自生植物や忍野八海解説
山梨県忍野村が村の歴史や村に自生する植物などをまとめた「忍野村誌増補版」。2021年12月発刊。コケやキノコなどの植生についてまとめたほか、世界文化遺産・富士山の構成資産の忍野八海などを取り上げている。
増補版は縦約25センチ、横約20センチ。第1巻が1234ページ、第2巻が1125ページ。第1巻は村の動植物や村内の歴史などを掲載。「アオハイゴケ」や「ホソバミズゼニゴケ」などの水生コケ植物5種類を忍野八海の五つの池で確認したことを紹介。約2年の調査で、村内で「クサウラベニタケ」や「ホテイシメジ」など118種類のキノコを確認したとしている。
天文学について取り上げたコーナーでは、同村内野の中原、神原、新名庄各地区、同村忍草の高堀、腰巻各地区にまたがる場所を星をきれいに見ることができる場所として示している。
第2巻では村内の神社仏閣の概要や、富士山や忍野八海が世界遺産に登録された経緯などを紹介している。
1989年の村誌の発刊から30年以上が経過していることを受け、情報を追加しようと増補版を編さんした。増補版は1セット1万6千円で販売。問い合わせは村総務課。
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