パステル画家の富士山作品展示

井上武さんのパステル画が並ぶ作品展＝山梨市江曽原

　山梨市江曽原の「ギャラリーイーゼル」は、笛吹市のパステル画家井上武さん（６２）の作品展を開いている。

　井上さんは病気療養中だった３０代のころ、偶然入った展覧会でパステル画を知り、衝撃を受けたことで画家に師事した。今はパステル画の教室を開くなどしている。

　作品展では、主に富士山をテーマにした約３０点を展示。夕焼けで赤色に染まる尾根や、山を囲むように何色にも輝いて浮かぶ彩雲などが描かれている。指にパステルを付けて直接描いているため、柔らかな印象を与えている。作品は購入することも可能。

　井上さんは「パステル画と出合い、人生が変わった。独特の優しい色合いに触れてもらい、ほっとしてもらえたらうれしい」と話している。

　８月１５日まで。午前１０時～午後４時。不定休。問い合わせは同ギャラリー、電話０９０（７４０１）７５１５。

(2021年7月8日付 山梨日日新聞掲載)