2021.8.20

聖徳太子法要 今年は写真に

法要後、パネル写真を檀家らに紹介する渡辺英道住職=富士山8合目

法要後、パネル写真を檀家らに紹介する渡辺英道住職=富士山8合目

 富士吉田市新倉にある如来寺の渡辺英道住職らは、富士山8合目の山小屋「太子館」付近で、法要をした。例年は寺に保管されている聖徳太子の銅像を運んでいるが、今年は銅像のパネル写真を祭り、行った。

 渡辺住職によると、銅像は聖徳太子が富士山に降り立ったという伝説に基づき、約200年前に富士講が同寺に寄進。富士山信仰が盛んだった江戸時代の夏山期間に8合目付近の「太子堂」で祭られ、登山者が参拝したという。明治期の廃仏毀釈運動で途絶えたが、2009年から毎年8月3日に法要をしている。

 8合目まで銅像を運ぶ負担が大きいため、今年は縦約30センチ、横約15センチのパネル写真で代用した。檀家ら17人が5合目から約5時間かけて8合目に到着。聖徳太子をたたえるお経「太子奉讃」を唱和し、登山者の安全や世界平和などを祈念した。

 渡辺住職は「少しでも早いコロナ収束と末永く平和が続くことをお願いした」と話していた。

(2021年8月18日付 山梨日日新聞掲載)

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