３連休初日 観光客少なく

県内 まん延防止解除されたが…

　山梨県内で新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が解除されて迎えた３連休初日の１８日、県内の観光地では県内外から観光客の姿が見られた。ただ、台風１４号の接近で人出が抑制されたとみられ、観光関係者は「天気が回復したら客足が増えることを願いたい」と口をそろえた。

　富士五湖周辺では特に湖畔沿いで県外ナンバーの車の往来が見られた。富士河口湖町観光連盟によると、１７日から県外の車が増加。大型旅館の３連休の宿泊予約状況は、台風によるキャンセルもあるがコロナ前の７割に迫るという。山下茂代表理事は「台風や東京などで緊急事態宣言が出ている影響はあるが、重点措置が明けて宿泊客は少し回復した」と話した。

　一方、屋外の観光名所は台風の影響で人出が落ち込んだ。忍野村の忍野八海は終日人がまばらで、村観光案内所によると、売店の４割が休業。客足も重点措置適用期間中の週末と比較しても２割ほどという。

(2021年9月19日付 山梨日日新聞掲載)