2021.11.20

「お城山」の御城印作製

都留市、史跡PRへ

 都留市は、「お城山」の愛称で市民に親しまれてきた同市川棚の勝山城の「御城印」を作った。城郭ファンを中心に、史跡のPRにつなげたい考え。

 市産業課によると、勝山城は戦国時代に築城された。現在の大月市や都留市などを治めた「武田二十四将」の一人小山田信茂が、非常時の防衛拠点「詰城」として活用していたとされ、1996年に城跡が県指定文化財になった。現在は市が林業従事者を育成する「森の学校」事業の一環で、史跡と麓を結ぶ登山道や周辺の森林整備に取り組んでいる。

 「御城印」は、勝山城を広く知ってもらおうと作製。縦16センチ、横10.5センチの紙に、勝山城と関わりの深かった小山田家、秋元家、浅野家、鳥居家の家紋をあしらった。

 1枚300円。道の駅つるや富士急行線・都留文科大前駅の窓口、ミュージアム都留の3カ所で販売している。市産業課の担当者は「城跡からは四季折々の自然を楽しむことができる。御城印をきっかけにぜひ足を運んでほしい」と話している。

(2021年11月18日付 山梨日日新聞掲載)

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