2022.4.23

シルバンズ 来月閉店

コロナ影響 地ビールは継続

 富士観光開発(富士河口湖町船津、志村和也社長)は、運営するレストラン「シルバンズ」(富士河口湖町船津)を、5月8日の営業を最後に閉店することを決めた。新型コロナウイルスの影響で利用客が減少したことなどが理由という。「今後は地ビール事業に注力する」としている。

 同社によると、シルバンズは1998年4月にオープン。同所で醸造した地ビール・富士桜高原麦酒を料理と一緒に楽しめるレストランとして、観光客や地域住民から親しまれてきた。ただ、新型コロナウイルス禍で利用者が減少し、2020、21年度は冬季休業(12月中旬~翌3月中旬)した。

 同社は「利用者の減少やコロナ禍を背景にした家飲み需要の高まりなどを踏まえ、閉店を決めた」としている。シルバンズの営業に関わっていた従業員は、地ビールの新たな販路拡大や配達に関わる業務に回るという。

 閉店後の店舗は、隣接するレジャー施設「富士すばるランド」のリニューアルに合わせ、多目的スペースや軽食を提供する飲食店として活用することを検討している。同社の担当者は「シルバンズとしての営業は残りわずかになる。最後に利用してもらえるとうれしい」と話している。

 営業時間は28日までは午前11時~午後3時。29日から5月8日は午前11時~午後3時、午後5~9時半、この期間はビュッフェ形式で営業する。

(2022年4月21日付 山梨日日新聞掲載)

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