2022.7.11

富士山登山者5000人超

開山1週間 コロナ前の8割に

 富士山の開山1週間の登山者数は5149人で、昨年の3.5倍で、新型コロナウイルス禍前の2019年の8割まで回復したことが分かった。富士吉田市の堀内茂市長が8日の記者会見で明らかにした。市は、落ち着いた感染状況と天候が良かったことが要因とみている。

 市富士山課によると、開山した1日から7日の間に6合目の安全指導センター前を通過した登山者数は、初日の1日が773人で、2日が2150人と最多だった。昨年の同期間は1441人で、最多だったのは3日の325人だった。19年は6514人で、最多だったのは7日の1396人だった。

 同課の担当者は登山者数の回復について「新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていたことや、早い梅雨明けで天候に恵まれた日が多かったことが要因ではないか」としている。

 堀内市長は「想像以上の非常に順調な滑り出し。この数日で感染者数が増えて心配しているが、関係機関と連携して、感染対策を万全にしていきたい」と話した。

(2022年7月9日付 山梨日日新聞掲載)

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