2023.7.11

富士登山者9千人超 1~5日 10年間で2番目の多さ

 富士吉田市は6日、1~5日に富士山6合目を通過した登山者数(速報値)が過去10年間で2番目に多い9019人だったと明らかにした。今夏は登山者の増加に伴い、弾丸登山による事故が懸念されるとして、市は注意喚起を強化する方針を示した。
 市は6合目の富士山安全指導センター前、山小屋前の通過者を合算して集計。1日の山開きは2242人が通過し、2日は5日間で最も多い2873人だった。2014年以降、1~5日の5日間で最多だったのは天候に恵まれた16年の9931人だった。過去10年間の開山期間中(7~9月)の最多は17年の22万3800人。
 今夏は新型コロナウイルスの5類移行や富士山世界文化遺産登録10年などで登山者の増加が見込まれ、軽装登山や弾丸登山の増加も危惧されている。
 市によると、低体温症で山小屋に保護されたケースが2件あったという。

(2023年7月7日付 山梨日日新聞掲載)

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