2025.5.16

富士山をきれいにする運動 ヤマモミジを植樹 三ツ峠公園に苗木10本

ヤマモミジの苗木を植える堀内達也町長(右)と野口英一理事長=西桂・三ツ峠さくら公園

 公益財団法人富士山をきれいにする会(野口英一理事長)は15日、西桂・三ツ峠さくら公園で、2025年度の富士山環境美化植樹祭を開いた。富士北麓地域の市町村や団体に約千本の苗木を贈った。
 市町村や協力団体の関係者ら約50人が出席。西桂町の堀内達也町長が野口理事長から記念植樹用のヤマモミジの苗木を受け取った。公園では記念植樹も行われ、参加者がシャベルで苗木約10本を植えた。
 野口理事長は「掃除も大事、緑化も大事、ごみを捨てないようにする啓発活動も大事。多方面の皆さまと協力して活動に取り組みたい」とあいさつ。堀内町長は「インバウンドの増加で観光の活性化が期待される一方、自然環境を守ることも大変重要。会員の1人として活動に尽力したい」と述べた。
 植樹活動は1966年に開始し、今年で60回目。会が2025年度、市町村などに寄贈したのは1080本で、これまでに贈った苗木は25年度で計8万8931本になる。
 会は21日に富士吉田・北口本宮冨士浅間神社で富士山環境美化清掃開始奉告祭を開く予定。富士山環境美化前期クリーン作戦は8月2日に富士山5~6合目で、後期クリーン作戦は9月12日に富士山5合目周辺で実施する。

(2025年5月16日付 山梨日日新聞掲載)

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