2026.2.03

富士講継承へ「拝み」再現 富士吉田の住民 身禄堂で

身禄像に「拝み」を行った関係者=富士吉田市上吉田

 富士吉田市で富士山の信仰を伝承している地域住民は26日、同市上吉田の中宿地区にある身禄堂で、市内の富士講「冨士山元講」の復活に向けた行事を開いた。関係者は「拝み」を披露し、五穀豊穣や商売繁盛などを祈願した。
 身禄堂は、富士講中興の祖とされる食行身禄を祭り、山元講のお堂として使われていた。一般社団法人カノエサル(同市)理事の勝俣俊二さんによると、市無形民俗文化財の山元講は35年ほど前に途絶えてしまったという。
 勝俣さんと、御師の当主らでつくる「冨士山北口御師団」所属で学芸員の篠原武さんは富士講文化を継承しようと、2024年から復活を目指した活動に取り組んでいる。
 この日は昨年に続き、かつて山元講で毎年1月26日に行われていた御法会講を再現。読経の指導を受けた神道扶桑教の宍野史生管長が立ち会い、勝俣さんらは行衣をまとい、力強く「天清浄、地清浄、内外清浄、人清浄、根本清浄、六根清浄」などと拝んだ。

(2026年1月31日付 山梨日日新聞掲載)

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