2021.8.29

伝統の火 観覧客まばら

通りを赤々と染める大たいまつの炎。感染対策として観覧自粛が呼び掛けられ、人通りは少ない。露店の出店もなかった=富士吉田市内(撮影・広瀬徹)

通りを赤々と染める大たいまつの炎。感染対策として観覧自粛が呼び掛けられ、人通りは少ない。露店の出店もなかった=富士吉田市内

 400年以上の歴史を誇り日本三奇祭の一つとされる「吉田の火祭り」が26日、富士吉田市上吉田地区で行われた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大で初の中止となり、実施は2年ぶり。主催者は関係者以外の観覧自粛を呼び掛け、例年と比べて人出は少なかった。

 吉田の火祭りは富士山の夏山シーズンの終わりを告げる伝統行事。午後5時ごろ、「明神神輿」と「おやま神輿」の2基が、北口本宮冨士浅間神社を出発。マスク姿の担ぎ手たちが威勢の良い掛け声を上げながら、上吉田コミュニティーセンターに設けられた「御旅所」を目指した。境内を出た後は感染対策としてフォークリフトに載せて運んだ。

 到着後、国道139号(富士みち)に並んだ高さ約3メートル、重さ約200キロの約90本の大たいまつに、奉納者が世話人のサポートを受けながら次々と点火。神社氏子の地元住民が幻想的な雰囲気の中、沿道から炎を見守った。

 今年は感染対策で露店の出店はなかった。

(2021年8月27日付 山梨日日新聞掲載)

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